ロシア美術館の主なコレクションは、かつてはエルミタージュや芸術アカデミー、ツアールスコエ・セロのアレクサンドル宮殿、そして個人の所有だったものが寄贈されたロシア絵画や彫刻から成っています。1917年の革命後にコレクションの数は増大しました。この美術館には世界でも有数の民族造形芸術品が多く所蔵されています。展示品の数は35万点を超え、古代から現代までの祖国芸術の千年近い歴史を反映するものとなっています。絵画の傑作の他に海外でも有名なのは、ロシアとソ連時代の秀逸の版画や線画が数多くあることで、彫刻のコレクションも国内最大です。また、装飾工芸品や民俗芸術品の珍しいコレクションも一見の価値があります。
ロシア美術館の所蔵品は年代順に、画派や芸術の傾向別に展示されています。ガイドはロシアの歴史がどのような形で芸術家の作品の中に現れ、ロシアの芸術の発展にどんな影響を与えたか、また、作品が展示されている画家の人生についてもお話しします。
ロシア美術館のある旧ミハイロフスキー宮殿は長い歴史を持つ建物で、その持ち主の興味深い歴史についてもガイドがご説明いたします。 次に、ロシア美術館の分館を含めた全ての建物についてご紹介いたします。
ミハイロフスキー宮殿とベヌア館 ロシア美術館の本館には、およそ35 万点の古代イコンからロシア・アヴァンギャルドまで、ロシア革命前後までのロシア芸術の展示があります。A.ルブリョフ、デイオニシア、F.シュービン、D.レヴィーツキー、V.ボロヴィコフスキー、K.ブリュリョフ、F.ブルーニ、O.キプレンスキー、A.イヴァノフ、I.レーピン、A.クインジー、I.シーシキン、V.セローフ、M.ヴルベリャ、P.アントコリスキー、B.クストディエフ、K.マレーヴィッチ、V,カンディンスキー、P.フィロノフ、M.シャガール、K.ペトロフ-ヴォトキンなどの著名な画家たちの作品が所蔵されています。
ミカエル(工科大)城塞 パーヴェル1世が暗殺された場所として知られています。城塞内の常設展には「城塞とその住人の歴史」「古典的題材を用いたロシア芸術家」などがあります。
大理石宮殿 この宮殿では主に、ロシア美術館に寄贈されたヨーロッパやロシア、アメリカの現代画家の作品の展覧会が開催されています。
ストロガノフ宮殿 宮殿の歴史のあるインテリアの中にある「ストロガノフ家の宝」という展示では鉱物のコレクションやストロガノフ家がロシアの寺院建築に貢献した書類などを見ることができます。
ピョートル1世の夏の宮殿 ピョートル時代の貴重な建築記念物で、中には18世紀初めの工芸品や家具、ピョートル1世の礼服、A.ナルトフの旋盤などが展示されています。